代打・隼太は打つんです 八回に中前打 代打打率・355

 「中日7-0阪神」(30日、ナゴヤドーム)

 またしても、高い集中力を見せた。大差がついていても、諦めていなかった。0-6の八回1死。代打で登場した阪神・伊藤隼が、痛烈な打球を中前にはじき返した。これで今季の代打成績は31打数11安打、打率・355。チームが4安打零封負けを喫した試合で、一振りにかける男が存在感を示した。

 2ボールと打者有利のカウントになって、「ある程度狙い球は絞っていた」と伊藤隼。ストライクを取りにきた祖父江の147キロ直球を振り抜いた。「展開が展開だったので、ボール球は振らないように。仕留められてよかった」。敗戦を悔やみつつ、厳しい表情で振り返った。

 阪神では「代打の神様」と呼ばれた八木裕が97年に代打打率・405という好成績を残している。限られた出場機会で気持ちのコントロールも難しいが、今季の伊藤隼は勝負強さを発揮している。

 「結果を残せているとは思っていない。必死にやっていくだけ」。慢心はない。熱い場面で結果を残すためだ。

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