ドラ1大山、悔しプロ初スタメン 1四球もプロ初安打お預け

 「中日2-0阪神」(29日、ナゴヤドーム) 

 ナゴヤドームのビジョンにスタメンが発表される。6番目にその名前がコールされると、虎党からは大きな歓声が上がった。阪神のドラフト1位・大山(白鴎大)が「6番・一塁」でプロ初の先発出場。それでも3打席無安打に終わり、結果を残すことはできなかった。

 好機で第1打席を迎えた。1点を追う二回1死二塁の場面。フルカウントからの6球目だった。内角低めの厳しい直球を見極めた。得点にはつながらなかったが、好機を拡大させた。

 プロ初安打は持ち越しとなった。第2打席は右飛、第3打席はバットを折られての遊ゴロ。九回1死一塁では、代打・高山を告げられ、ベンチに退いた。「結果がすべてです」。試合後はうつむいた表情でバスに乗り込んだ。

 宿舎を出発する際にスタメンを告げられた。1軍昇格後はティー打撃の種類を日ごとに変えるなど試行錯誤を繰り返し、なんとかしがみつこうと、毎日が必死だった。

 チームが連敗中でのスタメン起用に感じたのは、代打とは違った緊張感。得たものも大きいが、それ以上に悔しさが残った。この思いを糧に、また必死にバットを振り込んでいく。

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