ドラ2小野、連続四球から6失点…プロ初黒星 悔しさ糧に次に備える!

 「阪神2-6DeNA」(28日、甲子園球場)

 不運もあった。収穫もあった。ただ、阪神のドラフト2位・小野(富士大)は3回6失点の結果に反省の言葉を繰り返した。「連続四球が全てです」。好スタートが一転、自滅でのKOだ。プロ初勝利を狙った甲子園初登板。悔いを残す一戦となった。

 三回だ。1死から倉本、桑原に連続四球。直球の抑えが利かなかった。梶谷は一ゴロに抑えたが、2死二、三塁でロペスと対戦。打ち取った打球が中堅前に飛んだ。この浅い飛球を追って糸井と大和が交錯。大和のグラブから白球がこぼれ落ち、2者が生還した。

 傾いた流れを止めることができず、戸柱に3ランを浴びるなどこの回6失点。試合の大勢は決した。「球自体は良くなっている。あとはストライクを取れる制球を身に付けてくれれば」。金本監督は新人右腕をかばったが、香田投手コーチは厳しく反省を促す。

 「2つの四球がね。あれがアウトかヒットなら、また違った形になったかもしれないでしょ。勉強でしょう」

 両者は次回登板について「これから相談する」と明言を避けた。27日に藤浪が抹消され、岩貞は再調整中。開幕ローテ2人を欠く現状だ。2軍からの報告とも比較した上で、今後の先発登板の有無を決めることになる。「しっかり修正したい」と小野。初勝利の前に喫した初黒星。悔しさを糧にして、3度目の登板に備える。

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