能見 巨人大補強も陽岱鋼&マギーはカモ!キラーの称号取り戻す

 ライバルの大補強も不安なし!阪神・能見篤史投手(37)が11日、狩野恵輔外野手(33)と滋賀県の「琵琶湖グランドホテル・京近江」で開催された「おごと温泉トークショー」にゲスト出演した。来季の巨人を警戒しつつも、新外国人のマギーや、獲得が秒読み段階とされる陽岱鋼には過去の交流戦での対戦で圧倒。ここ数年、伝統の一戦は苦戦気味だが、カモを抑えて、Gキラーの称号を取り戻す。

 恒例のトークショーを終えた能見は警戒心を隠さなかった。今オフ、巨人は近年にない大補強を展開。移籍情報は常にチェックしているが、気になるのはパ・リーグからの新戦力だという。

 「気になりますよ。対戦するので。セ・リーグはそこまでですけど、パ・リーグはね。(対戦は)新鮮ですけど、何回も対戦すれば分かってくる。インコースに来るなとか」

 すでに巨人はFAで前DeNA・山口俊、前ソフトバンク・森福を獲得。外国人でも元楽天・マギーもゲットした。さらに、日本ハムからFA宣言した陽岱鋼の入団も秒読み段階だ。

 「本気やな!打線の厚みがスゴイ。大変やな、やっぱり」

 宿敵の本気モードに素直に脱帽するが、心強いデータがある。過去、マギーは3打数無安打2三振、陽岱鋼も10打数2安打5三振に封じているのだ。

 「(マギーは)たまたまな感じ。楽天が優勝したときに、いいところで打ってるイメージがすごく強い。今はどうなっているか分からないけど。(陽岱鋼も)対戦は多くない。センター前に打たれたのは覚えている。守備もうまいからね」

 クリーンアップに座る可能性がある2人を警戒しつつも、苦手意識がないのも事実だ。金本監督が来季へ向けて「五分にしていったらね」と計算するように広島、巨人を倒さずしてV奪回どころか、上位進出は望めない。能見も同じ心意気だ。

 「(広島、巨人の)借金がそのまま(成績に)直結していると思うので。いいピッチャーがきて『勝てないだろうな』というところでうまく勝っていければいいと思う」。接戦をものにするには、まず虎投の頑張りが必要だ。

 かつてGキラーと呼ばれた能見もここ3年は3勝8敗と苦しめられている。「もういいでしょう、いっぱい投げさせてもらったから(笑)」。冗談交じりに笑ったが、闘争心は衰え知らずだ。

 最後は「頑張るしかない!」と引き締めた。節目の通算100勝まで残り8勝。プロ13年目はメモリアルシーズンとなる予感だ。マギー、陽岱鋼を退けて、Gキラーの称号も取り戻す。

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