高山はや9度目猛打ショー 阪神新人記録へあと「2」

 「ヤクルト7-6阪神」(7日、神宮球場)

 阪神が今季8度目のサヨナラ負け。今季初の4カード連続勝ち越しはならなかった。6-6で迎えた延長十回、マテオが比屋根にサヨナラ打を浴びた。敗戦の中、高山俊外野手(23)が今季9度目の猛打賞。球団の新人記録「11」へあと2とした。

 前夜味わった屈辱が高山を強くさせた。神宮に快音を3度響かせ、自身9度目の猛打賞を記録。サヨナラ負けを喫した試合後、ルーキーに笑顔はなかった。勝利への執念が心に宿る。視線の先には、9日から始まる首位・広島との3連戦だ。

 「(館山は)スライダーとシュートの2本の投手。そこに絞って、対応していこうと試合前から決めていた」

 初回の遊撃内野安打を皮切りに、三回の先頭では真っすぐを左中間へ運ぶ二塁打。六回は2番手・岩橋の変化球を右前へはじき返した。「毎日毎日(投手は)違うけど、その中で結果が出たことは良かった」。6日の同戦はサブマリン・山中の前に4打数無安打。だがそれ以上に、大きなミスを犯していた。

 1点を先制され、なおも続く三回無死満塁のピンチで西田の打球は左前へ。高山はゴロを捕球できず、適時失策となって追加点を与えてしまった。敗戦に肩を落とすルーキーを横目に、試合後の中村外野守備走塁コーチは「意識の弱さ」とバッサリ。一夜明けたこの日の試合前練習で、背番号9は汗びっしょりになりながら中村コーチのノックを受けていた。

 「エラーした後、『切り替えて、取り返してこい!』って言ったんだよ。あいつ、ミスした後は必ず打ってないだろ?練習するしかないんだから。球際の意識の問題なんだから。これからも、口酸っぱく言っていくよ」

 母校・明大の後輩に「少なからずあるかもしれない」と特別な思いを抱く中村コーチ。その言葉は、確かに届いていた。高山は「(広島は)強いチームなので、なんとかして勝って勢いに乗れるようにしたい。もっとチームの勝ちに貢献したい」と次戦を見据える。この日の敗戦も、今後の糧にすればいい。

 14残塁は、今季ワーストタイの4度目。4カード連続の勝ち越しはならず、猛虎は首位・鯉撃ちへと向かう。「チームとして、もう一度まとまっていきたい」。世代屈指のヒットメーカーが求めるのは、ただ一つ。真っ赤に染まるであろう敵地で、今度こそ虎を勝利へ導いてみせる。

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