阪神・青柳、大量リードも交代告げられ涙

 6回途中降板する青柳(中央)
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 「阪神10-5ヤクルト」(28日、甲子園球場)

 阪神先発の青柳晃洋投手は3巡目の壁に阻まれた。

 阪神が大量8点リードの六回、先頭・上田を四球で出すと、坂口と山田にも連続四球。球数は89を数え、無死満塁とされたところで、金本監督に交代を告げられた。

 2番手・安藤が押し出し四球を出したことで走者を返され、結果は5回0/3を2安打4失点。最終的には今季3勝目、本拠地・甲子園での初勝利を挙げたが、9-1と大差をつけている状況で無念の途中交代となり、悔しさのあまり、充血させた両目からは涙。ベンチに戻ると必死にタオルで拭っていた。

 青柳は球団広報を通じて「後ろのピッチャーに迷惑をかけるようなピッチングをしてしまい、申し訳ないです」とコメントした。金本監督は「(五回に5点を奪った)攻撃が長かったのが、自分のリズムを見失ったっていうことを言っていましたけどね。これも経験なんでね。もし次回、同じようなことがあった時にどう対処するかというね。次、成長したところを見せてほしいですね」と、苦い経験を次回の登板に生かすことを期待した。

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