猛虎総鉄人化!ウエートトレ「強制」

 「阪神秋季キャンプ」(2日、安芸)

 阪神・金本知憲監督(47)が2日、“総鉄人化計画”を明かした。自身がウエートトレーニングで鋼の肉体を手に入れたように、猛虎戦士にも「強制的」に取り組ませて完璧ボディーをつくり上げる。変革を掲げるチームの土台を固めるつもりだ。

 生まれ変わろうとしている猛虎にとって、欠かせないものがある。金本監督は「ある程度、強制力を持って(ウエートトレーニングを)やらないといけないと思っている」と、土台づくりの大切さを語った。野手、投手とも関係なく選手全員に課す筋力強化。来春のキャンプから本格的に動き出す見通しだ。

 「メニューの一環として変えていかないと。嫌いだからやりませんは通用しない。トレーナーとも相談して、当たり前のこととしてやっていこうかなと思っている」

 1492試合連続フルイニング出場の世界記録には、絶対に不可欠な部分だった。簡単には崩れない、強固な体の幹。若虎を中心に鍛えている秋季キャンプで弱さを感じたのかもしれない。自身がこだわってきた部分でもあるからこそ、方針は明確なものとなった。

 この日、安芸ドーム内のトレーニング室で汗を流している藤浪を指導。右腕は「スクワットの形とかを教えてもらいました。意識してやっていきたいです」と前向きに話した。

 基礎体力が備わっていないことが、若虎の大成しない要因の一つでもあるだろう。31年ぶりの日本一を目指す新生タイガースの根幹。自らの体を鍛え上げさせ、克己の精神も植え付ける。

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