岩貞 ローテ定着へ「1点でも少なく」
7月1日・ヤクルト戦に先発予定の阪神・岩貞祐太投手(23)が29日、甲子園で調整して東京へ移動した。当初は27日・DeNA戦で先発予定だったが、26日の雨天中止の影響で登板日が変更されていた。「打線が乗っているのはありがたい。相手より1点でも少なく抑えて勝ちたい」と決意を新たにした。
「結局1回も投げられていないんで…」と振り返るように、横浜商大時代は神宮に縁がなかった。開幕前の3月18日に無観客で行われたヤクルトとの練習試合では、先発で4回2/3を2失点。今回が公式戦初登板となる。「ヤクルトは強力打線だけど、自分の気持ちを前面に押し出して投げたい」と臆せずマウンドに上がる。
5回3失点で勝敗がつかなかった11日・ソフトバンク戦以来の1軍登板。「リーグ戦だけど、トーナメントくらいの気持ちでいかないと。初球からしっかり投げたい」。ハングリー精神を武器に、左腕がローテ定着のチャンスに挑む。