江越に和田監督のメス「昌撃ち」再現や

 阪神は19日、甲子園室内練習場で全体練習を行い、ドラフト3位・江越大賀外野手(22)=駒大=に和田監督のメスが入った。18日のウエスタン・中日戦で山本昌からの特大弾を含む2本塁打を放った大型新人は、リーグ戦再開の20日・ヤクルト戦でスタメン出場が濃厚。先発が予定される石川を相手に「昌撃ち」の再現を目指す。

 フリー打撃の最終組だった江越の元へ指揮官が近づき、ボディータッチの指導が始まった。誰も居なくなった室内で手取り足取り。リスタートの一戦を任せるからこそだろう。熱のこもった即席講義は約10分間続き、江越は真剣な面持ちで聞き入った。

 「監督から左膝を柔らかく使うように言われました。これまでも何度か言われていることですけど、僕は膝が伸びきっているので最後(ミート時)に(ポイントが)ずれる。だから変化球についていけない、と」

 指揮官は「皆に言っていること」と、多くを語らなかったが、スイング時に踏み込む足の柔軟性を意識すればもっと確率が上がると指南した。

 前日、江越に被弾した山本昌は「あの飛距離をポンポン出せるのはすごい」と称賛していた。49歳レジェンドのお墨付きを得た22歳がポテンシャルを開花させ、センター争奪戦を勝ち抜いていく。

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