狩野弾!キラーや日本Sに続き武田撃ち

 「交流戦、ソフトバンク5-3阪神」(11日、ヤフオク)

 阪神・狩野はソフトバンク・武田との相性が抜群に合うのだろう。和田監督は「狩野くらいしか合っていなかった」と振り返ったほどだ。昨秋の日本シリーズ第2戦、六回2死まで完全投球を許した右腕を初めて捉えたのが背番号99だった。衝撃だったのは縦変化の独特なカーブ。スタメン野手全員が翻弄(ほんろう)されるなか、代打・狩野はいとも簡単に左前へ運んだのだ。

 指揮官はあの日の再現を期待し、DHスタメンに抜てきした。憎き「魔球」をもう一度砕いて欲しい。苦労人は期待を裏切らないキラーぶりを発揮した。

 1点を追う二回2死、直球を左中間スタンドまで運んだ。「イチニノサン!で振った。2ボールだったので空振りしてもオッケーだと思って、思い切っていけたことがいい結果につながったんだと思う」。この回先頭のゴメスがカーブに空を切って三振。福留もカーブにタイミングが合わず最後は直球を見逃し、三振を喫していた。

 相手バッテリーも狩野がカーブにタイミングが合うことを記憶していたはずだ。今回は初っぱなに直球を餌食にした。四回はカーブをきっちり左前に運び、武田から唯一2安打。関川打撃コーチは「あのカーブに一番合っている」とたたえた。試合には敗れたが、狩野が武田に勝ったことは、もしかすると今秋の大一番につながるかもしれない。

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