藤浪バースデー登板で負の流れ飛ばすデ

 12日の広島戦に先発予定の阪神・藤浪晋太郎投手(20)が10日、甲子園室内練習場で調整した。今季初の甲子園登板で2勝目を目指す右腕。甲子園は過去2年で11勝2敗と相性抜群で、仮に連敗状況下での先発となっても、プロ初のバースデー登板で悪い流れを断ち切る決意を示した。

 3年目を迎えても、甲子園は特別な場所に変わりない。高校時代に春夏連覇し、プロ入り後も、2年間で19試合に先発し11勝2敗。室内練習場で調整した藤浪が、今季初の聖地登板を待ちわびた。

 「ホームでやりやすいことは間違いない。自分自身の甲子園開幕ですし、せっかくなのでいいピッチングができればと思います」

 今季3戦目の相手は相性のいい広島。昨季は9試合に先発し、6勝1敗、防御率3・49。それでも「すごく抑えているわけではない。自分が投げているときに打ってくれているので。しっかり抑えられるように自分のピッチングができるようにしたい」と冷静に分析。この日はブルペン入り後、打撃練習などで入念に汗を流した。

 11日の広島戦の結果次第では、大型連敗の状況でマウンドに立つ可能性もある。15年の投球テーマは「悪い流れを断ち切る投球」。右腕は「明日のゲームで流れが変わることもありますが、悪い流れで回ってきたら、断ち切れるようにできればいいと思います」と言葉に決意を込めた。

 シーズン初登板の3月29日の中日戦(京セラ)は初勝利を挙げたが、5回3失点と満足できる内容ではなかった。前回5日の巨人戦(東京ドーム)も8回完投負け。次こそスッキリ勝ちたいところだ。

 練習後には広島・前田、大瀬良ら、合同自主トレを行った「チームマエケン」のメンバーや今季から広島に移籍した新井と談笑した。「調子どう?とかいう話です」と藤浪。久々の再会で受けた刺激を力に変える。

 12日は21歳の誕生日。プロ入り前の過去のバースデー登板の結果は「覚えていない」と言うが「いい1日にできるようにしたいです」と勝利を誓った。今年初の日曜日の甲子園を申し子が沸かせる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス