福原ブルペン復帰!右内転筋順調に回復
阪神・福原忍投手(38)が5日、鳴尾浜で右内転筋を痛めて以来、初めてブルペン入りし、捕手を立たせたまま約30球を投げた。早ければ7日にも捕手を座らせての本格投球に移る予定。順調な回復ぶりに開幕1軍が見えてきた。
明るい表情が、すべてを物語っていた。曇り空、寒風吹きすさぶ中、半袖でブルペン入りすると、捕手を立たせたまま、速いテンポで約30球を一気に投げた。その後は、三塁の位置でノックを受け、外野をランニングするなど、故障を感じさせないメニューをこなしていった。
「特に怖さもなかったですし、普通に投げられました。明日も立ち投げして、何もなかったらあさってくらいに捕手に座ってもらえればと思っています」
キャンプ中に古傷である右内転筋を痛め、2月20日に緊急帰阪した際には開幕は絶望的かと思われた。しかし、リハビリは順調に進んだ。
本人は「そこ(開幕)を目指してやっています。自分としては今の感じでいけば大丈夫かなというのはあります」と手応えを感じている。松田らの台頭に「ほかにも投手はいっぱいいる」と笑うベテランだが“八回の男”が間に合えば、チームにとってこれほど心強いことはない。