2軍戦で虎ブル!熱中症で審判2人に

 「ウエスタン、阪神6‐0中日」(26日、三条)

 ウエスタン・阪神‐中日19回戦が26日、新潟県三条市で行われ、阪神・緒方凌介外野手(23)と今岡諒平一塁審判(24)が熱中症とみられる体調不良を訴えて途中で退場した。六回からは審判が2人となる異例の事態のまま、試合は九回終了まで行われた。

 五回終了時に、ベンチ裏でそれぞれが異変を訴えた。緒方は足がつりかけたといい、「大事をとって交代させました」と山下2軍チーフトレーナー。足がけいれんしていたという今岡審判は、六回にはグラウンドに姿を見せなかった。

 通常、審判は4人制だが、ウエスタンリーグでは3人制で行われることも多い。この日は3人制で試合に臨み、予備審判は帯同していなかった。今岡審判の離脱により、六回から試合終了まで、異例の審判2人体制に。そのため、無走者のときは主審と一塁塁審。一塁に走者がいる場合は、主審と二塁塁審の位置に配置された。

 この日の試合開始前の気温は37度。新潟県では今年初めて猛暑日を記録した。体調不良を訴える観客もおり、スタンドでは、球場スタッフが急きょ冷却パックを配布する措置も取られた。試合はそのまま終了まで執り行われたが、記録的猛暑による異常事態に、球場が騒然となった。

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