緒方、プロ初安打&初マルチ&初盗塁

 「広島2-1阪神」(13日、米子)

 新星がグラウンドを駆け回った。阪神・緒方が通算6試合目の出場でプロ初先発。プロ初安打と初盗塁で抜てきに応えた。

 三回2死。九里の直球を捉えて中堅左へ二塁打を放った。通算3打席目で初めての快音。「同期の藤浪が投げているので何とかしたかった。やっとタイガースの一員になれたというか、プロとしてスタートを切れた」と胸をなで下ろした。

 延長十回2死は死球で出塁し、大和の6球目にプロ初盗塁となる二盗に成功。八回2死一塁、鳥谷の打席でのけん制死を取り返した。

 先輩が緊張を和らげてくれた。試合前の走塁練習中。PL学園の先輩・福留から「ミスしてもいいから思い切ってやれよ」と声を掛けられて楽になった。

 プロ1年目は、東洋大4年時に手術を受けた右膝の影響で出場は2試合だった。だが、“お守り”と苦境を乗り越えた。小学5年時に父・裕士さんから贈られたマスコットバットを今も手放さない。キャンプ中は部屋で素振りし、米子遠征にも持ってきた。今回も相棒と節目を飾った。

 11日に再昇格して結果を残した背番号65に対して和田監督は「1軍の投手にもついていけるというのを見せてくれた」と評価。13年ドラフト6位の岩崎はすでに1軍で活躍しているが、12年ドラフト6位も負けてはいない。

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