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マートン2発7打点も惨敗4位転落

 「ヤクルト12-11阪神」(5日、神宮)

 乱戦に屈して阪神が連敗し、4位に転落した。チーム防御率12球団トップだった昨季から一転、投手陣は19被安打12失点を喫した。そんな中、マット・マートン外野手(32)が2本の2ランなど来日5年目で最多7打点を挙げる活躍。長女メイシーちゃんの4歳の誕生日にパパの強さを見せつけた。

 打っても打っても実らない。勝たなければ何の意味もない。その事実を疲れ切ったマートンの表情が物語っていた。試合後、報道陣の質問を受け付けず、球団広報の呼びかけをも振り切ってバスに乗り込んだ助っ人。愛娘にささげる来日最多の7打点‐。それでも勝てなかった事実だけが重くのしかかる。

 初回、ゴメスの中前適時打で先制した直後だった。追い込まれながらも浮いた変化球を見逃さず、完ぺきに左翼席へたたき込んだ。秋山を大きく援護する2号2ラン。これで勢いに乗った。

 3点を追う三回に1死満塁から失投を見逃さず、左中間を真っ二つに破る同点の3点二塁打。1点を勝ち越された直後の五回には1死一塁から高めのシュートを右翼席最前列に運んだ。2試合連続の猛打賞で1試合7打点は09年の金本以来。さらに4試合連続打点とその勝負強さはもはや、神がかっていると言っても過言ではない。

 この日、愛娘のメイシーちゃんが4歳の誕生日を迎えた。記念日には遠征中だろうが、時間を見つけてプレゼントを探しに行く心優しい一面を持つマートン。自身のツイッターに誕生日を祝福するメッセージと写真を掲載し、奮闘を誓ってゲームに臨んだ。

 何とか白星を‐。その思いを象徴するようなシーンもあった。九回、代走を送られてベンチに下がる際、新井と関本にカーペンターの印象と特徴を伝えた。通訳を介さず、必死の形相でチームメートに訴えていた。

 それでも届かない白星、重くのしかかった12失点。関川打撃コーチは「打ったけど、勝たなきゃ意味がない」と助っ人の思いを代弁する。ダメージを残す1敗になることは間違いない。ただ3連敗を阻止し、重い空気を払しょくできるのは今、マートンしかいない。

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