福留、西岡に捧ぐ今季1号で大台に王手

 「阪神7‐4中日」(3日、京セラ)

 チームメートに届けるこん身のスイングだった。阪神・福留が今季1号2ラン。負傷離脱中の西岡へささげる一発を右中間席へたたき込んだ。

 「僕はこうしてプレーしているわけだから、少しでも(西岡)剛を安心させられるなら一本が出てよかった」

 四回1死一塁。山内の初球。外角シュートを捉えた。打った直後にスタンドインを確信。「打てる球をどんどん打っていこうと思った。一振りで仕留められたのはよかった」。古巣にとどめを刺す一発で日本での通算200号へ王手をかけた。

 30日の巨人戦。右翼線への飛球を追って、西岡と激突した。西岡は複数箇所の骨折。「剛はああいう性格だから自分のことより、人のことを心配するからね。元気が出てきてるというし、僕としても一番気になるところなんで」。心配する後輩のためにも結果を求めていた。

 自身も病院で胸部打撲と診断されだが、その後は「大丈夫」と多くを語ろうとせず、4月1日の中日戦にも出場した。影響がないわけではない。負傷して以降は試合後に1時間以上、治療を受けている。2日からは試合前のアップ、シートノックにも参加していない。だが、手負いでも全力で戦い続ける。西岡が戻ってくる日まで。

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