ドラ6岩崎は秀才左腕!卒論で投手分析

 阪神の新人合同自主トレが14日、鳴尾浜で行われ、ドラフト6位・岩崎優投手(22)=国士舘大=が“秀才左腕”の一面をのぞかせた。大学の卒業論文で「右投手、左投手の利点と欠点」について分析。そのデータを基に、開幕1軍を目指す。

 今のプロ野球で生き残るためには‐。岩崎の脳裏には確かなデータに基づくサクセスストーリーが描かれていた。「プロで左投手は右打者に苦戦する傾向が強いので、チェンジアップ、スクリューを持っている投手が多い。(右打者から)逃げるボールを磨いていかないといけない」と論文を基に導き出した対策を口にする。

 仮に岩崎が中継ぎで登板するなら、重要な局面であるほど相手ベンチは右打者を代打に送る。左を抑えればという発想では、1軍で生き残れない。だからこそ「キャンプでチェンジアップを通用するレベルまで上げたい」と右対策も怠るわけにはいかない。

 他にも「左打者が多いので右のサイドスローで先発する人が少ない」など、球界のパワーバランスまで分析して仕上げた卒業論文。スリークオーター左腕は、相手打者から見づらいフォームも動作解析を用いて分析した。頭脳的なルーキーには、生き残るための課題がしっかり見えている。

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