高山が古巣“西武撃ち”で恩返し誓う

 古巣撃ちで恩返しを果たす!西武から交換トレードで移籍した阪神・高山久外野手(31)が4日、きょう5日からの古巣・西武との2連戦を前に、元同僚らへ躍動する姿を見せることを誓った。

 心待ちにしていた一戦だ。「一緒にやってきた仲間たちと会えるのは、楽しみですね」と高山。5月21日にトレードが決まると、同31日にはオリックス戦で1軍昇格即「7番・左翼」でスタメン出場。移籍後初打席初本塁打の衝撃タテジマデビューを放つ離れ業で、虎党の心をつかんだ。

 早くも古巣との対戦を迎える。だが心は、すでに虎の高山だ。「試合に入ったら勝負ですから」と決意のほどを語る。その上で「いいところを見せたいというのはある」。自身が活躍する姿が、共に汗を流した仲間や、育ててもらったチームへの恩返しと考えている。

 2連戦の相手先発は野上、牧田と右投手が続く。高山はベンチスタートの可能性も高いが、途中出場でも思いは変わらない。活躍の一報を届けたい恩人がいるからだ。

 西武のファームディレクター補佐兼育成担当だった相馬勝也氏が、2日に急逝。「ずっとお世話になってきた。あの元気だった相馬さんが…残念です」。目を潤ませ、高山は言葉を失った。だからこそ「真剣に、野球を楽しみたい」と意気込みを新たにする。そのバットが奏でる快音を、天国へ届ける。

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