岩田に不安なし!好テンポで6回自責0

 「オープン戦、阪神3‐1オリックス」(23日、京セラ)

 不安は残さない。阪神・岩田が開幕前最後のマウンドで、残した結果とフォームに手応えをつかみ、首脳陣を安心させる92球となった。岩田は6回を1安打自責0と好投。テンポ良く投げ、オリックス打線に的を絞らせなかった。

 「今日は低めにしっかり集めるようにと思った。無駄な先頭へのフォアボールとか反省点はありました。シーズンでは命取りになるので。(テンポは)今日は色々と変えながら」

 開幕につながる投球だ。失点は四回の失策絡みのもので、唯一許した安打が適時打となったところを「ピッチャーが助けてあげないと」と反省。ただ、低めや内角への制球が良く、直球に加えてツーシームやカットボールが効果的に決まった。

 キャンプ中から、踏み出した右足がインステップするクセの修正に取り組み、「それほど違和感はない。気持ち悪くもない」と振り返る。16日のロッテ戦では5回5失点で終わっていただけに、練習の成果が結果につながったことも大きい。

 和田監督も「今日、いいピッチングをしてくれないと開幕に向けて不安になってるところだった。テンポ良く腕もよく振れていた」と一安心のパフォーマンス。このまま、中6日で30日の開幕2戦目のヤクルト戦(神宮)に先発予定だ。

 「(今日は)オープン戦ではいい方でした」と岩田。ツバメ斬りの準備は整った。深めた自信と共に、迷いなく神宮のマウンドに上がる。

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