琴奨菊「生きざま」友人の遊助が歌う

 初場所で日本出身力士として10年ぶりの優勝を飾った琴奨菊の生きざまが、友人で歌手の遊助(本名・上地雄輔)によって曲となった。27日に2年ぶり6枚目のオリジナルアルバム「あの‥こっからが楽しいんですケド。」が発売され、収録された「がぶり街道」は、2人の対談から遊助の作詞作曲で生まれた。

 「がぶり街道」は入門から初優勝まで、琴奨菊が歩んできた「道」がテーマになっている。数年前から友人として付き合いがある遊助は「アルバムの制作中に、琴奨菊関の苦しいときや頑張っているときにも、自分の一本道を突き進んでいる姿に感銘を受けました」と、すぐに曲にすることを決めたという。

 琴奨菊も「私の言葉をそのまま歌詞にしてくれました。聴くと高揚します。アルバム制作中に対談したとき、絶対に歌にしようと言っていただいた」。これからは「ルーティンの一つにしていく」と、場所への行き来の車中で聴いて気持ちを高めていく腹づもりだ。

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