白鵬2場所ぶりVへ照ノ富士眼中になし

 「大相撲名古屋場所」(12日初日、愛知県体育館)

 2場所ぶりの優勝を狙う横綱白鵬(30)=宮城野=が6月30日、名古屋市内で行われた力士会の後、取材に応じ、「敵は暑さと自分自身」と賜杯奪回への意気込みを示し、先場所Vの照ノ富士は眼中にないと言わんばかりだ。

 これが優勝34回を誇る第一人者の貫禄だ。日焼けした精悍(せいかん)な表情の白鵬は、7連覇を逃した夏場所を振り返り、「多少悔しい思いはしたが、もう忘れました」とリセットしたことを強調。ここまではマイペースの調整だったが、来週からは出稽古でピッチを上げていく予定だ。「これからエンジンをかけてやっていく」とV35へ青写真を描いている。

 周囲は照ノ富士との優勝争いを期待するが、白鵬の視界にはまだ完全に入ってきたわけではない。自身は06年5月場所に新大関で優勝したことを引き合いに出し「横綱、大関になるということは、それなりの覚悟を持って土俵に上がるということ。まあ、10勝以上の成績は残してほしいね」と“上から目線”のコメントを発した。

 若い新大関を寄せ付けず、ぶっちぎりでVロードを独走するつもりだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(相撲)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス