貴乃花親方が執行部入り、力強く抱負

 日本相撲協会は3日、東京・両国国技館で理事会を開き、貴乃花親方(41)=元横綱=が総合企画部長、危機管理部長などの要職に就任することになり、初めて執行部入りすることが決まった。同親方は2010年2月に理事に初当選して以来、審判部長や大阪場所担当部長などを歴任している。

 将来の幹部候補として貴乃花親方を起用した北の湖理事長(元横綱)は、「適材適所で考えた人事です。貴乃花親方は相撲道に精進しているし、いろいろな仕事を覚えてもらって将来を担ってほしい」と任命の理由を説明。公益財団法人に移行した相撲協会の未来を託す意向だ。

 貴乃花親方は大阪場所担当部長として、本場所中は毎日来場者を出迎えるなどさまざまなファンサービスに努めてきただけに、今後も協会の顔として大きな期待がかかる。「お子さんからお年寄りまで多くのファンに大相撲が認知されるように頑張りたい。100年後につながるような伝統美を築いていかねばならない」と力強く抱負を語った。

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