遠藤、取り直し制し9勝 三役戦へ気合
「大相撲秋場所12日目」(26日、両国国技館)
新入幕の遠藤は取り直しの末、徳勝龍に勝って9勝目を挙げた。
際どい勝負をものにした。遠藤は最初の相撲で徳勝龍のいなしに大きく泳いで寄り倒されたかにみえた。しかし、相手の右つま先が土俵外に出たと物言いがつき、取り直し。今度は押し込まれて俵に両足がかかったものの、右上手をつかむと逆襲に出た。逆転を狙ったすくい投げを封じて、堂々と寄り切った。
「もう1丁(取り直し)はラッキーでしたね。所作が分からなかったけど相撲に集中できて良かった」。2ケタ勝利がかかる13日目は、小結栃煌山戦が組まれた。「手応えがなかった、と言われないように頑張ります。でも、当たると思わなかったのでうれしい」と気後れはしていない。


