大砂嵐アフリカ大陸出身初の関取に照準

 エジプト出身の幕下大砂嵐(21)=大嶽=が16日、東京・江東区の部屋で「優勝して十両に上がりたい」と、アフリカ大陸出身で初の関取に照準を定めた。先場所後からちょんまげを結えるようになり「うれしいです。おすもうさんになれた気持ち」と瞳を輝かせた。

 春場所は東幕下23枚目で6勝。昨年夏場所の序ノ口デビューから順調に出世し、夏場所(5月12日初日、両国国技館)は幕下5~9枚目が予想される。全勝優勝なら昇進は確実。6勝でも可能性がある。

 すっかり上達した日本語で「相撲も去年とは全然違う。つっぱってからまわしを取ることを覚えました」と手応えを口にした。師匠の大嶽親方(元十両大竜)も「壁にはね返されてもいい。しっかり勉強してほしい」と、期待を寄せた。

 イスラム教徒の大砂嵐は日中の飲食が禁止となるラマダンを7月に控え、名古屋場所(7月7日初日、愛知県体育館)と重なる。昨年は13日目からだったが、今年は3日目から期間に入る。「大丈夫です」と話すものの、体調万全の夏場所で関取を決めたいところだ。

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