元幕内剣武が断髪式 家業の旅館後継

 目の負傷のため4月に引退した大相撲の元幕内、剣武(つるぎだけ)の宮本一輝氏(33)の断髪式が26日、両国国技館で行われた。横綱白鵬、日体大からの同期押尾川親方(元小結垣添)ら約180人がハサミを入れ、師匠の藤島親方(元大関武双山)が大銀杏(おおいちょう)を切り落とした。

 昨年九州の新入幕まで所要63場所。学生出身のスロー出世記録を持つ苦労人は「師匠から『頑張ったからこれだけ集まってくれた』と言われた」と感慨深げ。5月から父親が経営する旅館業の後継者として修業中で「まだ半人前。もっと勉強したい」と話した。

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