ロシア拘束米国人解放の成果誇示 トランプ大統領、制裁緩和正当化

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は21日、ロシアが拘束していた米国の元教師スティーブン・ハバード氏を解放したことを自身の成果として誇示した。ロシア産軽油への制裁緩和や新たな対ロ制裁の実施見送りを最近表明したことについて、解放交渉を成功させるために不可欠だったと正当化した。ホワイトハウスで記者団に述べた。

 トランプ氏はハバード氏について「とっくの昔に解放されるべきだった」と交流サイト(SNS)に書き込み、バイデン前大統領や野党民主党を非難した。11月の中間選挙を前に、自らの対ロ融和姿勢が不評な中、外交手腕をアピールした。

 対ロ制裁を科していたら解放交渉は行き詰まっていたと強調。制裁緩和に批判的だった人々が「解放交渉をしていたことを知らなかったと謝ってきた」と主張した。

 ホワイトハウスで質問する記者にいら立ち「ばかなやつだ」と罵倒する場面もあった。

 米国務省の報道担当者は共同通信に対し、ハバード氏の解放は、トランプ氏やウィットコフ和平交渉担当特使の外交努力の結果だと説明。米国は見返りを与えていないとした。

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