ウクライナ、欧州でミサイル生産 ロシアからの攻撃に迎撃態勢構築
【キーウ共同】ロシアによる23日夜~24日未明の大規模攻撃を受け、ウクライナのゼレンスキー大統領は25日の動画声明で、弾道ミサイルを迎撃するミサイルの生産を欧州大陸で加速する考えを表明した。中東情勢を受け、迎撃ミサイルは世界的に不足。米国との支援提供を巡る話し合いでも「進展がない」と指摘し、欧州独自で防空態勢構築を急ぐ姿勢を示した。
今回の攻撃でロシアは最新式中距離弾道ミサイル「オレシニク」などを使用した。ウクライナの首都キーウや近郊で4人が死亡したほか、中心部の政府庁舎が損傷するなど大きな被害を受けた。
ゼレンスキー氏は24日以降、フランスやノルウェー、フィンランドの首脳と協議したと説明。防空態勢の強化は「最優先事項だ」と強調し、支援国と強化に取り組んでいると述べた。
ロシアの攻撃で2人が亡くなったキーウの集合住宅には25日、各国の外交官が集まり花を手向けた。中込正志駐ウクライナ大使は「中東に関心が集まる中でもウクライナの平和に向け努力しなければならないという思いを強くした」と語った。
