イラン活動家拘束に抗議 ノーベル賞委、解放要求

 【ロンドン共同】ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、ノーベル平和賞を2023年に受賞したイランの人権活動家ナルゲス・モハンマディさんが昨年12月、治安当局に拘束されたことに抗議する声明を出した。拘束時に激しい暴力を振るい、適切な治療を受けさせない当局の対応を「残酷で非人道的だ」と批判。即時解放を求めた。

 ノーベル賞委によると、モハンマディさんは人権派弁護士の追悼式典で治安当局者に取り囲まれ、木の棒や警棒で殴られた。その後、監視下で搬送された病院で広範囲の外傷と心臓の不調が確認されたという。

 モハンマディさんの財団は今月8日、イランの裁判所がモハンマディさんに、国家安全に反する集会の罪などで禁錮7年6月の判決を新たに言い渡したと発表。これまでに計44年の禁錮刑を宣告されたと指摘した。

 モハンマディさんは厳格なイスラム体制下で女性の人権拡大を訴えている。反国家的なプロパガンダを広めた罪で収監されたまま平和賞を受賞し、24年12月に健康問題を理由に一時釈放されていた。

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