重慶の日本総領事1カ月以上空席 中国政府、人事の同意に応じず
【北京共同】中国遼寧省瀋陽の日本総領事館は、高田真里氏が総領事として着任したとホームページで22日までに発表した。高田氏は昨年12月5日に重慶総領事から瀋陽総領事に転任したが、重慶総領事のポストは1カ月以上、空席の状態が続いている。日中関係筋によると、中国政府側が人事の同意(アグレマン)に応じていないことが原因となっている。
中国は台湾有事が存立危機事態になり得るとした高市早苗首相の国会答弁に反発しており、日中関係の冷え込みが人事に影響した可能性がある。中国外務省の郭嘉昆副報道局長は22日の記者会見で「中国は手続きに従って処理しているところだ」と説明した。
木原稔官房長官は22日の記者会見で、重慶総領事ポストが空席になっている原因について「人事に関する事項であり、詳細は差し控える」と述べた。邦人保護などの業務に支障が生じないよう適切に対応しているとした。
中国政府は昨年11月の高市氏の国会答弁以降、日本への渡航自粛を呼びかけるなど対抗措置を実施した。





