自殺富豪の文書、新たに大量資料 米司法省、公開時期遅れる可能性
【ワシントン共同】米司法省は24日、少女らの性的人身売買罪で起訴され自殺した富豪エプスタイン氏に関連する可能性がある資料100万件以上が新たに見つかったとX(旧ツイッター)で発表した。全ての資料の公開時期がさらに遅れる可能性が高まっている。
米メディアによると、司法省は新法に基づく公開期限の今月19日以降、約13万ページ分の資料を開示し、追加で順次公開する方針。被害者の個人情報などを保護する作業に手間取って公開が遅れており、野党民主党から批判が高まっている。
エプスタイン氏は政財界に幅広い人脈を持ち、トランプ大統領に関する不利な事実が新たに出てくるかどうかが焦点となっている。司法省の公開が遅れている原因はトランプ氏関連の資料を削除したり黒塗り処理したりしているためではないかと疑う声も出ている。
司法省によると、今回の資料はニューヨーク州南部地区の連邦検事と連邦捜査局(FBI)から見つかったと連絡を受けた。今後数週間かけて公開するとの見通しを示した。
