米軍の拿捕支持で禁錮20年 ベネズエラ国会が新法

 【サンパウロ共同】ベネズエラ国会は23日、米軍による石油タンカーの拿捕を支持した人に最長20年の禁錮刑を科す新法を可決した。国会は独裁化を進める反米左派マドゥロ政権の影響下にある。今年のノーベル平和賞を受賞した野党指導者マチャド氏をはじめ、米国の圧力を支持する声を封じる狙いがありそうだ。

 国営メディアによると、新法は主権の保護と自由な海上輸送の確保が目的という。ベネズエラ政府は石油タンカーの拿捕を「海賊行為」と批判し停止を求めている。

 ロドリゲス国会議長は「野党は米国の帝国主義に屈服した。カリブ海で続く攻撃的な行動に満足している」と述べ、野党が米国に行動を促したとの主張を展開した。

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