仏、原子力空母後継建造へ 38年就役、海上戦力強化
【パリ共同】フランスのマクロン大統領は21日、同国が保有する原子力空母シャルル・ドゴールの後継となる新たな原子力空母の建造を正式に決定したと発表した。大型化し、海上での戦力を強化する狙い。フランスメディアによると、2038年に就役予定。
ロシアのウクライナ侵攻やトランプ米大統領の欧州安全保障への消極姿勢を背景に、マクロン氏が長年唱える欧州独自防衛の実現に向けた重要な事業となる。
マクロン氏は訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)のフランス軍基地で演説。国際情勢が厳しさを増す中「フランスは、恐れられるほど強くなければならない」と述べ、新空母はフランスの国力や産業・技術力の象徴となると訴えた。




