収監中の記者にサハロフ賞 欧州議会、代理が式に出席
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州議会は16日、人権や民主主義を守るために尽力した個人や団体を表彰する「サハロフ賞」の授賞式をフランス東部ストラスブールで開いた。今年の受賞者は、強権的な政府の批判を続け収監中の反体制派記者、ベラルーシのアンジェイ・ポチョブト氏とジョージア(グルジア)のムジア・アマグロベリ氏で、家族らが賞状を受け取った。
ポチョブト氏は2021年から拘束されており、娘は演説で「5年もの間、父がどうしているのか、無事でいるのかすら分からない」と説明。アマグロベリ氏と親しい記者が「不当に収監されている全ての政治犯を代表し、この賞を受ける」とのアマグロベリ氏のメッセージを代読した。


