29年にもNATO攻撃態勢整う ロシア巡りドイツ軍総監が危機感

 【ベルリン共同】ドイツ軍のブロイアー総監は17日、ウクライナ侵攻で疲弊するロシア軍が兵力を再編すれば、5~8年で北大西洋条約機構(NATO)加盟国を攻撃できる態勢が整うと危機感を表明した。「われわれは2029年までに備えなければならない」と述べ、防衛力や抑止力の強化を急ぐ考えを強調した。ロイター通信が18日報じた。

 ブロイアー氏はポーランドで記者団に「攻撃されるとは言わないが、可能性はある。私たちが見据えるのは5~8年後の脅威だ」と述べた。「ロシアは大量の軍需品を生産しているが、全てをウクライナの前線に投入しているわけではない」と指摘した。

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