衆院議長、国会正常化へ譲歩要請 皇室典範改正案を「最優先に」

 森英介衆院議長は1日、国会の正常化に向け、与野党幹部と国会内で会談した。政府が国会に提出した皇族数確保のための皇室典範改正案について「静謐な環境での今国会成立を最優先に取り組んでほしい」と要請。与党が審議を強行する衆院議員定数削減と「副首都」構想関連の2法案について、野党の審議参加に向け「互譲の精神」で話し合うよう求めた。これを受け、与党は衆院政治改革特別委員会で定数削減法案の1日の採決を見送った。

 国会は、定数削減法案の審議入りや衆参両院予算委員会への高市早苗首相の出席を巡って与野党対立が激化し、17日の国会会期末までに皇室典範改正案が成立するかどうか不透明になっていた。事態打開に向け、森氏があっせんに動いた形。

 立憲民主党など参院の野党も関口昌一参院議長に対し、国会正常化を与党に働きかけるよう2日にも申し入れる。自民党の鈴木俊一、中道改革連合の階猛両幹事長は国会情勢を巡り2日に会談する。

 森氏は会談で、首相出席の予算委実施に向け、与党側に努力を促した。

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