抗議船での平和学習に「違和感」 黄川田沖北相が辺野古現場視察

 黄川田仁志沖縄北方担当相は28日、沖縄県名護市辺野古沖の船転覆事故現場を視察した。死亡した同志社国際高(京都府)の女子生徒ら2人に砂浜で献花し、黙とうした。視察後、那覇空港で記者団に「(米軍基地移設への)抗議船での平和学習に大変大きな違和感を持った」と述べた。

 黄川田氏によると、事故現場を閣僚が訪れたのは初めて。現場では海上保安庁の担当者らから説明を受けた。空港で「安全に平和学習を行える環境ではないと思った」とした上で「学生の命が失われたことを重く受け止め、今後の平和学習の在り方を改めてほしい」と強調した。

 国立沖縄戦没者墓苑などを挙げ「沖縄には基地の存在を含め、平和について安全、安心、政治的に中立な環境で萎縮することなく学べる場所が数多くある」と指摘。沖縄振興策の一環で学習の場や機会を整える考えを示した。

 黄川田氏は、日米両政府が一部返還で合意した米軍キャンプ瑞慶覧にある居住エリア「喜舎場住宅地区」(北中城村)付近を訪れ、跡地利用に向けた取り組みも確認した。

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