野田氏、核発言で更迭要求 「任命権者に責任」

 立憲民主党の野田佳彦代表は22日、核兵器を保有すべきだと発言した安全保障政策担当の官邸筋について、速やかに更迭するよう高市早苗首相に重ねて要求した。広島県呉市で記者団に「核保有を語る人物を置いていること自体に問題がある。任命権者の責任であり、早く対応してほしい」と述べた。

 高市政権が検討している非核三原則の見直しに関しては「核に対する問題意識が、根底からずれていると心配している」と指摘。「戦後80年の大きな節目の年だ。日本は核廃絶の先頭に立たなければいけない」と強調した。

 公明党の斉藤鉄夫代表や共産党の田村智子委員長らも罷免を求めている。

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