首相「シカ加害、私が注意した」 総裁選での発言、撤回拒否

 高市早苗首相は10日の衆院予算委員会で、外国人が奈良公園のシカを蹴ったとする自民党総裁選での発言について「私自身、シカの足を蹴っている英語圏の方を注意した経験がある」と述べ、根拠はあると主張した。質問した立憲民主党の西村智奈美氏が、外国人批判につながっているとして撤回を求めたのに対し「撤回するわけにはいかない」と拒否した。

 首相は、地元観光業者が証言し、奈良県警にも相談が寄せられていると指摘。日本人が危害を加えた例もあるとする一方で「外国人による残念な行為が目立ってきたのは事実だ」と語った。

 西村氏は「インターネットなどの不確かな情報が、外国人への的外れな誹謗中傷になっている」と懸念を示した。

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