飲酒運転ゼロに「共感を」 福岡3児死亡事故20年で遺族ら
福岡市の「海の中道大橋」で3人の幼い子どもが犠牲となった飲酒運転事故から今月で20年を迎え、同市で27日、事故撲滅を訴えるイベントが開かれた。母親の大沼かおりさん(49)や、危険運転致死傷罪成立の契機となった東名高速道路の飲酒運転事故の遺族井上保孝さん(76)らが対談し「多くの市民の共感が得られないと事故ゼロへの道は進まない」と語った。
井上さんは1999年に幼い娘2人を亡くした。福岡での事故を知った当時は夫婦で飲酒運転やひき逃げの厳罰化を求める署名運動をしていたといい「私たちの活動をあざ笑うかのような事故だった」と振り返った。
大沼さんは「自分たちだけが助かった罪悪感がある中、子どもを思い法律を変えようとしてきたことを思うと胸が痛む」とおもんぱかった。「私も生き残った者として、できることを一緒にしていきたい」とも話した。
イベントの締めくくりには、参加者約150人が「飲酒運転撲滅」などと書かれた旗を道路沿いで掲げる「旗の波運動」が行われた。
