「悲惨な過去二度と繰り返さず」 鹿児島・知覧で特攻隊員慰霊祭

 太平洋戦争末期の沖縄戦で亡くなった旧日本陸軍特攻隊員の慰霊祭が3日、鹿児島県南九州市の知覧特攻平和観音堂前で営まれた。遺族ら約700人が参列し、戦死した隊員1036人を追悼。遺族代表の久野正憲さん(86)=愛知県東郷町=は「悲惨な過去を二度と繰り返さない」と誓いの言葉を述べた。

 久野さんは5歳の時、父正信さんを29歳で亡くした。「父をほとんど覚えていない。母は『戦争は嫌だ。お父さんの分まで生きなければ』と言っていた。懸命に働き、子ども3人を育ててくれた」と振り返った。

 主催団体の会長を務める塗木弘幸・南九州市長は「世界情勢は悪化しているが、恒久平和を訴え続ける」と語った。

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