再審無罪の国賠、6月に二審判決 一審は滋賀県に賠償命令

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年に患者が死亡し、殺人罪で実刑となり服役後に再審無罪が確定した元看護助手西山美香さん(46)が、国と県に計約5500万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審は17日、大阪高裁で結審した。判決は6月25日。

 一審大津地裁判決は県に約3100万円の賠償を命じる一方、国への請求は棄却。原告側が控訴していた。

 この日の弁論で原告側は、検察官が西山さんの軽度の知的障害を取り調べの早期段階で把握し、誘導を受けやすい「供述弱者」だと認識していたと主張。西山さんの人権を守るために、具体的指揮権を行使して刑事の違法な取り調べを抑制する義務があったのに怠っていたと訴えた。

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