宮内庁長官に黒田武一郎氏就任へ 西村泰彦氏は退任

 宮内庁の西村泰彦長官が近く退任し、黒田武一郎次長が新長官に昇格することが15日、関係者への取材で分かった。近く閣議で正式に決まる。西村氏は代替わり後の2019年12月に就任し約6年間、新型コロナウイルス禍などでの皇室の活動を支えた。

 西村氏は三重県出身。1979年に警察庁に入庁し、沖縄県警本部長や警視総監を歴任。内閣危機管理監を経て16年9月に宮内庁次長となった。天皇陛下の代替わりに伴う一連の儀式後に長官に就任し、秋篠宮さまの「立皇嗣の礼」や長男悠仁さまの成年式に尽力した。

 後任の黒田氏は兵庫県出身。82年に自治省(現総務省)に入省。消防庁長官や総務事務次官などを歴任し、23年12月から宮内庁次長を務めている。

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