宮古島ヘリ事故「節目迎えた」 陸自8師団長、対処能力向上へ

 陸上自衛隊の青木伸一第8師団長(陸将)は14日、沖縄県宮古島付近で昨年4月に当時の同師団長を含む10人が死亡した陸自ヘリコプター墜落事故について、一周忌で「一つの節目を迎えた」と述べた上で、日本を取り巻く安全保障環境は「戦後最も厳しく深刻だ」とし、対処能力向上に取り組む決意を示した。熊本市北区の北熊本駐屯地での記念行事で話した。

 第8師団は熊本、宮崎、鹿児島3県の防衛・警備に加え、有事には南西諸島に展開する。青木氏は式辞で、中国や北朝鮮の軍事活動の活発化に強い危機感を示し「徹底して訓練し、作戦運用の実効性向上に全力を尽くす」と表明。日米の共同対処能力を向上させるとした。

関連ニュース

社会最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス