給与2千万円、不正に得たか 女子医大、同窓会側の元職員

 東京女子医大(東京都新宿区)の同窓会組織・一般社団法人「至誠会」から勤務実態のない職員に給与が支払われたとされる事件で、至誠会が運営する病院の元職員の女性が2020年以降、元事務長の男性と共謀し、約2千万円の給与を不正に得た疑いがあることが29日、捜査関係者への取材で分かった。

 至誠会は東京女子医大の岩本絹子理事長(77)が13~23年に会長を務めた。女性は「至誠会第二病院」(世田谷区)に所属。関係者によると、岩本氏が経営する「葛西産婦人科」(江戸川区)にも長年勤務し近い関係だった。警視庁は29日、一般社団法人法違反(特別背任)の疑いで理事長室や岩本氏の自宅などを家宅捜索した。

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