栗城史多さん死去…指9本失った登山家、8度目の挑戦もエベレスト登頂の夢かなわず

登山家・栗城史多さんが死去しました。凍傷で手の指9本を失いながらも世界最高峰エベレストに挑み続け、8度目の挑戦で力尽きました。吉本興業と業務提携し様々なメディアに登場するなどした異色の登山家でした。

公開日:2018.5.22

 「まず、よく頑張って、いろいろな若い人たちにチャレンジする素晴らしさを伝え続けた」「自分の限界を超えて、頑張り通したのは凄い事」

三浦雄一郎氏、急死の栗城さんを悼む「チャレンジする素晴らしさ伝え続けた」

 「すごい気さくな、いい青年でした」

三浦雄一郎氏、急死の栗城さんを悼む「チャレンジする素晴らしさ伝え続けた」
野口健氏、栗城さん登山方法心配していた 単独無酸素に「遭難が遠くない将来に…」

 登山家の野口健氏が22日、ツイッターを更新し、エベレスト下山途中に低体温症で亡くなった栗城史多氏について「大好きな仲間が逝ってしまった。無念の一言に尽きる」と悲しみをつぶやいた。

野口健氏、栗城さん登山方法心配していた 単独無酸素に「遭難が遠くない将来に…」

 野口氏は20日にヒマラヤから帰国したばかり。22日放送のTBS系「ビビット」では、4月下旬に栗城さんとエベレストのベースキャンプでも対面していたと明かしていた。

野口健氏、栗城さん登山方法心配していた 単独無酸素に「遭難が遠くない将来に…」

 「冒険することによって、多くの苦しんでいる人達に対して夢を持つことの素晴らしさを伝えたいと彼はずっと言っていた」

野口健氏、栗城さん登山方法心配していた 単独無酸素に「遭難が遠くない将来に…」

 栗城さんがこだわった「単独無酸素登頂」については「そのスタイルを変えずに冒険を続けていれば、いずれ山で遭難することが遠くない将来に訪れるんだろうなとは感じたし、身近な人達もそれを感じていた」と心配していたという。

野口健氏、栗城さん登山方法心配していた 単独無酸素に「遭難が遠くない将来に…」
吉本の先輩となるあべこうじ(左)、佐久間一行(右)と“山ポーズ”でそろえる栗城史多氏=2011年8月25日

野口健氏も感じていたという「危険」は現実のものとなってしまいました。
非常に残念なことになってしまいましたが、一人の登山家が大きな壁にあきらめず挑み続けた姿は、ずっと語り継がれていくことでしょう。

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