火星衛星探査、10月20日出発 MMX、H3ロケットで
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日、火星の衛星フォボスから砂などの試料を地球へ持ち帰る火星衛星探査計画「MMX」の探査機を、10月20日午前4時41分に鹿児島県の種子島宇宙センターからH3ロケット10号機で打ち上げると発表した。世界初の試みで、探査機は2031年度に地球へ戻る計画。
MMXは国際共同ミッションで、火星の衛星の起源を探り、宇宙探査技術の獲得を目的とする。フォボスは火星の表面から約6千キロにあり直径20~30キロほどの大きさ。
探査機は往路、探査、復路の三つのモジュールで構成されており、打ち上げ時の重さは4480キロ。着陸用の脚が4本あり、高さは約5・3メートル、太陽電池を展開した際の幅は約9メートルになる。
打ち上げに使う10号機は「2-4形態」と呼ばれる、H3ロケットで推進力が最大のタイプ。
計画では打ち上げ後、1年ほどで火星の周回軌道に到着し、観測を開始する。
