中国、原潜ミサイル発射実験 太平洋に着弾、日本は懸念伝達
【北京共同】中国軍は6日午後0時1分(日本時間午後1時1分)、原子力潜水艦から太平洋に向けて模擬弾頭1発を搭載した戦略ミサイルを発射する実験を行い、成功したと発表した。目標とした太平洋の海域に着弾した。中国軍が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射を公表するのは異例。中国軍は8月1日に創設99年となるのを前に核戦力を誇示した。
日本政府は、中国国防省から6日午前11時半ごろ、弾道ミサイルを発射するとの通知を受け、軍事活動の活発化に深刻な懸念を伝達。日本の安全を脅かすことがないよう再考を強く求めた。木原稔官房長官は同日午後の記者会見でミサイル発射に懸念を表明し「引き続き警戒監視活動に万全を期す」と述べた。
木原氏はミサイル発射に関し「わが国の領域や排他的経済水域(EEZ)の上空通過は確認されていない」と説明した。日本に関連した航空機や船舶の被害情報にも接していないと述べた。
中国軍は、発射実験を関係国に事前通報しており「国際法と国際慣例に合致している」と主張した。
