佐賀県警、DNA不正239件 37件は容疑者判明の可能性

 佐賀県警科学捜査研究所(科捜研)の元職員によるDNA型不正鑑定を巡り、警察庁は4日、不正は239件とする特別監察の結果を公表した。うち37件は適切に実施していれば容疑者が判明した可能性があるが、資料の紛失などにより再鑑定できず、捜査への影響は明らかにできなかった。同庁は多くの鑑定を任されていたことが負担になっていたとし、鑑定の必要性を組織的に検討するよう都道府県警に通達した。

 警察庁は、県警の調査が不十分だったとして、福田英之県警本部長を警察庁長官による業務指導とした。

 特別監察は県警が問題ないとした鑑定を含む全643件が対象。不正は県警が認定した130件のうち1件で認められなかったが、新たに110件確認された。警察庁の楠芳伸長官は4日、記者会見で「再発防止策を確実に実施し、信頼回復に努めたい」と述べた。

 元職員は科捜研法医第1係主査だった冨永剛弘被告(43)=懲戒免職=で、県警の調査に「上司に仕事を早く終わらせたと思わせたかった」と説明していた。

主要最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス