対中で異例言及、歴代政策逸脱か 米大統領、武器売却「交渉材料」
【ワシントン共同】トランプ米大統領は15日放送のFOXニュースのインタビューで、台湾への武器売却について中国の対応次第で判断するとし「良い交渉材料だ」と語った。米国は1982年の外交指針「六つの保証」で台湾への武器売却に関して中国と事前協議はしないとしており、交渉材料として扱うのは異例。歴代米政権の政策から逸脱しかねない。台湾が求める防衛支援に不透明感が増した。
中国の習近平国家主席との会談後にインタビューに応じた。武器売却を「承認するかもしれないし、しないかもしれない」と述べた。台湾は「小さな島に過ぎない」とし、独立を望まない考えを示した。米国の台湾政策は「何ら変わっていない」とも話した。
米国の超党派議員は、米議会が事前承認した台湾への140億ドル(約2兆円)規模の武器売却の手続きを進めるようトランプ氏に求めている。
トランプ氏は帰国途中の大統領専用機内で武器売却に関し「近く判断する」と記者団に説明し、台湾の頼清徳総統との協議が必要だとの考えを示した。米大統領は台湾総統との接触を控えるのが慣例。
