カナリア諸島で受け入れへ ハンタウイルス感染疑いの船
【パリ、ジュネーブ共同】スペイン保健省は5日、大西洋を航行中にネズミなどの齧歯類が媒介する「ハンタウイルス」の集団感染疑いが出たクルーズ船を、スペイン領カナリア諸島で受け入れると明らかにした。スペインメディアによると、カナリア諸島自治州のクラビホ州首相は住民の安全に関する情報が不足しているとして受け入れに反対している。
スイス政府は6日、同国で男性1人の感染が確認され、病院で治療中だと発表した。男性はクルーズ船に乗った後、帰国していた。世界保健機関(WHO)は6日時点で、発症者はこの男性を含めて8人になったと発表した。うち3人が死亡した。船内に残っていた感染の疑われる3人が6日、オランダで治療を受けるため、船外に搬送されたとしている。
スペイン保健省によると、船は3~4日でカナリア諸島に到着する予定。乗客乗員に適切な検査や処置を実施した後、それぞれの出身国に移送させる方針だという。
約150人が乗る船はアフリカ西部の島国カボベルデの沖に停泊中。乗客には英国人や米国人が多く、日本人も1人含まれる。日本人の感染は確認されていない。
